こんにちは、Islaです。
アイルランドに在住経験があります。
今回の記事は
といった方向けに解説していきます。
アイルランドがどんな国なのか分かり、アイルランドについて詳しくなれると同時に街並みや雰囲気のイメージも湧いて、留学の判断基準に役立つ!!
アイルランドはこんな国
アイルランドはイギリスの隣りに位置する島国で、面積は約7万㎢です。
アイルランドの第一公用語はゲール語とされていますが、アイルランドでは英語で充分に通じます。
実際にゲール語が話されているのは一部の地域のみです。
首都はダブリン。宗教はキリスト教が優勢で、アイルランドの78%はカトリックです。
イギリスとの関係
アイルランドはイギリスの植民地であったことから、プロテスタントによるカトリックへの宗教の違いや立場から迫害を受けていました。
また、ヨーロッパでは疫病によるジャガイモ不足で起きたジャガイモ飢饉が4年間も続きました。
その当時アイルランドの領主であるイギリス人による反対などで、飢餓状態にもかかわらずアイルランドからの食糧の輸出が続いていました。
この飢饉により多くのアイルランド人口が減少しました。
その後イギリスからの独立戦争でアイルランド自由国が成立しましたが、北アイルランドをめぐる独立問題は今でも続いています。
この歴史から分かるように、留学やワーホリなどでアイルランドに行かれる方などは、アイルランド人の前でイギリスとの比較をしないよう注意しましょう。
色で見るアイルランド
ここではアイルランドに溢れる様々な色について解説していきます。
3色の国旗
アイルランドの国旗の3色にはそれぞれ意味があります。
緑 → カトリック
白 → 両者の平和と共存
橙 → プロテスタント
宗教やアイルランドの歴史から、このような意味が込められています。
緑色のポスト
アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックがカトリックの教えである三位一体の説明にシャムロック(3つ葉のクローバー)を使用したことがきっかけで、アイルランドは緑色に染まり、今では様々なものが緑色になっています。
聖パトリックの命日である3月17日は「聖パトリックデー」と呼ばれ、アイルランドの祝日です。
この日のイベントでは全身を緑色で着飾ったり、緑色のビールを飲んだりと緑一色となり盛大なイベントで世界中から観光客が集まります。
カラフルなドア
アイルランドに立ち並ぶ家のドアはとてもカラフルです。
実はこのドアの色には様々な理由があります。
Q.アイルランドの家のドアはどうしてこんなにカラフルなの?
特に最後の理由はとてもアイリッシュらしいです!
実際にはペンキが安く手に入るようになってから、ドアがカラフルに塗られるようになったそうです。
アイルランドといえば
シャムロック
聖パトリックにより強調された三つ葉のクローバー、シャムロック。
Shamrock(シャムロック)はアイルランド語で若い牧草という意味です。
このシャムロックはアイルランドに来たら絶対に目にする物の一つです。
それほど有名で、アイルランドのお土産屋さんにはシャムロックを使用した商品がたくさん並んでいます。
妖精伝説
アイルランドは「妖精の国」とも呼ばれているケルト文化があります。
自然を信仰していたケルト人が語り継いできた伝承です。
アイルランドの妖精伝説はたくさんありますが、その中でも有名なものをご紹介します。
Leprechaun(レプラコーン)
レプラコーンはアイルランドで最も有名な妖精のうちの一つです。
この妖精は靴を修繕する妖精で、グリム童話の「小人の靴屋」に登場する妖精はこのレプラコーンとも言われています。
体が小さいためすぐに疲れてしまい靴は片足分しか作らないと言われています。
そしてレプラコーンはとても働き者なのでたくさんの金貨を詰めた壺をどこかに隠し持っていると言われています。
もしこのレプラコーンを見つけたとしても、彼は隠れるのがとても上手なため、一瞬でも目を離したらすぐに消えてしまうそうです。
Banshee(バンシー)
バンシーという名前はアイルランド語のbean(女性)とsidhe(妖精)から成り、女性の妖精ということです。
このバンシーという妖精は、死が近い人の家に現れるとされていて、つまり死を予言します。
バンシーは、凄まじい叫び声を出したり、泣いたりすると言われています。
このことから、第二次世界大戦時の空襲警報のサイレンは「バンシーの叫び」と呼ばれていました。
パブ文化
アイルランドといえばお酒、お酒といえばアイリッシュパブ。
アイルランドに来たら絶対に立ち寄りたくなるアイリッシュパブでの観光は有名です。
アイルランドのパブの多くではアイリッシュミュージックを楽しむことができ、いつでも多くの人で賑わっています。
The temple bar(テンプルバー)
ダブリンのパブといえばテンプルバーと言うくらいにとても有名なパブです。
いつもたくさんの人で溢れていて、生演奏のアイリッシュミュージックが楽しめます。
このテンプルバーはダブリンの観光名所で、観光客が中心です。
観光客がメインなためお酒の値段が高く、地元の人達はあまりこのパブには来ません。
テンプルバーはパブの名前でもありますが、通りの名前でもあります。
このテンプルバー通りは様々なパブやお店があり、アイルランドの雰囲気を味わいたい方にはピッタリの観光スポットです。
テンプルバーの他には、クライストチャーチ大聖堂の近くにあるThe Brazen Headというパブがダブリンでは最も古いパブとされています。
そこには外が楽しめるようなスペースもあり、晴れた日は特に大勢の人で賑わっています。
ダブリンに来た際には様々なパブに足を運ぶのも楽しい観光になります。
Guinness(ギネスビール)
ダブリンに蒸留所があるギネスビールは黒スタウトビールです。
ダブリンにはこのギネスビールの醸造場所であるギネス・ストアハウスと言う場所が有名な観光地となっています。
ギネス・ストアハウスの屋上では360°ダブリンの街を一望できるビアガーデンを楽しむこともでき人気の観光スポットです。
比較的に天気の良い夏が一番人気で、たくさんの人で賑わいます。
アイルランドにいると最初の1杯は「とりあえず、ギネス!」という感覚でギネス愛好家で溢れています。
Jameson(ジェムソンウィスキー)
アイルランドのお酒といえばジェムソンも外せません。
アイリッシュウィスキーと呼ばれるジェムソンはピート(泥炭)を使用せずに作られたグレーン(ライ麦,小麦,トウモロコシ等)とモルト(大麦)とグリーン(発芽前の生の大麦)がブレンドされて作られるウィスキーです。
アイルランドではとても馴染みのあるウィスキーで、世界中から愛されています。
ダブリンにはオールド・ジェムソン蒸留所という観光名所があります。
ジェムソンの醸造過程が見られる人気のツアーで、観光客がこぞって訪れます。
希望であれば最後にジェムソンのテイスティングをすることも可能です。
Irish coffee(アイリッシュコーヒー)
アイリッシュコーヒーは体を温めることを目的として作られた、アイリッシュウィスキーとコーヒーを使用して作られる温かいドリンクです。
砂糖を混ぜたり生クリームなどをのせて作られるものが一般的です。
アルコールドリンクですが、アイルランドのカフェではメニューにあることも多く、パブでなくてもアイリッシュコーヒーを楽しむことができます。
甘いものやコーヒー、ウィスキーが好きな方には楽しめるアイルランド発祥のドリンクです。
アイルランドの音楽
アイルランドは音楽の文化も深く、アイリッシュミュージックは古くから愛されています。
ケルトの文化から、アイリッシュダンスの音楽は有名です。
アイリッシュミュージックに使用される主な楽器はバイオリンやバグパイプそしてアイルランドの国章でもあるハープなどが使用されています。
そんなアイルランドの雰囲気を味わうことができるアイリッシュミュージックは街中で耳にしたり、パブでも楽しむことができます。
アイルランドでは、アイリッシュミュージックのみならず、ロックやパンクなどの様々な音楽のギグ(ライブ)もベニュー(パブやコンサート会場)で楽しむことができます。
ダブリンにはロックンロールミュージアムがあります。
アイルランド出身のバンド「U2」や「Thin Lizzy」、アイルランドが誇るブルースロックの「Rory Gallagher」など様々なアイルランドのロックミュージシャンの記念品や写真などが楽しめる人気のツアーがあります。
アイルランドの首都ダブリン
ダブリンでは特に、世界中から様々な人達が集まり国際色豊かです。
実際に住んでいた感覚からすると、留学生などはブラジル人と中国人が多い傾向です。
ダブリンの人口は増えていて、留学やワーホリの際などは家を探すことが大変と言われているため探す予定のある方は早めの対策をおすすめします。
アイルランドでのシェアハウス探しなどに人気でおすすめのWebサイトはdaft.ieとMixbです。
首都のダブリンの街ではルアスと呼ばれる路面電車やロンドンと同じような2階建てのバスが移動手段となります。
とは言っても街はコンパクトなため、歩いての移動が容易で一般的です。
ダブリンの治安
治安は、ダブリン中心地にあるリフィー川を基準にして一般的には、北側は治安が悪く、南側は治安が良いとされています。
私は実際に、北側と南側どちらにも住んだ経験がありますが、確かに南側はわりと落ち着いている雰囲気でしたが、北側でも身の危険を感じることはありませんでした。
そのため一概にどちらが良くてどちらが悪いとは言い切れません。
特に家探しなどでは、何回か内見に行ってみたり、あえて夜の時間帯に見に行ったり、周りの人や知っている人、先生などに周辺の情報を聞いたりして安全面を確認すると良いです。
ダブリンはパブなどが多く、お酒を飲む人達がたくさんいます。
特に夜などにグループで集まっているティーンエイジャーなど一部の人たちは気性が激しかったりする場合があるため注意が必要です。
現地では、常に周りに気を配っていれば、安全にアイルランドを楽しむことができるはずです。
以上が「アイルランドってどんな国?留学前に知っておくと良いこと」でした。
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