こんにちは、Islaです。
イギリスとアイルランドに在住経験があります。
今回の記事は
といった方向けに解説していきます。
イギリスとアイルランドでの怪我や体調不良に対して何の市販薬をどこで購入すればいいのかが分かり対処できるようになる!!
イギリス&アイルランドの医療制度
イギリスやアイルランドではGP(General Practitioner)といって、かかりつけの医者を登録する制度があります。
そして、イギリスにはNHS(National Health Service)と言う国民健康保健制度があります。
長期留学やワーホリことYMSビザなどでもイギリスに6カ月以上滞在する場合に限り、GPの登録をしておくと無料で医療サービスを受けることができます。
ですが、処方された薬そして歯医者などは有料になるので注意が必要です。
それでも留学に行かれる方は海外旅行保険に加入することを推奨します。
イギリスやアイルランドで何か症状が出た場合は、まずGPへ行きます。
そして必要であれば、そこから紹介してもらう形で適切な病院へ行くという流れがあります。
その行程が長く、予約も取りづらいため具合が悪い時には苦痛の道のりです。
日本のように耳鼻科,皮膚科など症状に見合った医者にそのまま行けばすぐに診てもらえるという訳にはいかず「そんなに待ってられないよ、今すぐ治したい!」となります。
そこで今回は、医者に行かずに済むような症状に限り、なるべく迅速に対処できる方法として市販薬などを紹介していきます。
鼻水・鼻づまり・喉など風邪に効く薬
イギリスとアイルランドの風邪薬といえば、粉をお湯に溶かして飲むタイプのLEMSIP(レムシップ)が有名です。
実際に飲んでみて思ったことは、効能は少し弱めなので風邪のひき始めに飲めばよく効くという感じでした。
レモン味が主流で、他にはカシス味や蜂蜜&生姜味などがあります。
レムシップはスーパーや薬局で気軽に購入できます。
値段は10袋入りで£4.70くらいです。
どんな症状に効くかはチェックマークのところに書いてあります。
一般的なのは画像と同じ「熱,頭痛,筋肉痛,鼻づまり,喉の痛み」に効くタイプです。
レムシップはカプセルタイプのものもあり、ものによって効能や用法容量が異なります。
また、鼻水が出る(Runny nose)時に効くレムシップもあります。
普通の棚には売っていないので、薬局で聞くとRunny noseと書かれたレムシップを出してもらえますが値段は少し高くなります。
喉が痛い時には風邪薬の他に喉飴もあります。
Strepsils(ストレプシルズ)という喉飴が有名で、日本で言うVICKSのようなものです。
と言っても苦さなどはあまりなく、普通の飴のように舐めやすいのが特徴です。
たっぷり入った36錠で£4.80くらいですが、16錠のものも売っています。
他にも味が異なる鼻づまりに効くストレプシルズなどもあります。
偏った栄養バランスから体調を整えるビタミン剤
渡航したばかりは慣れない海外生活から来るストレスや、ホームステイなどで自分では決められない食事だったりと偏った栄養バランスになりがちです。
そこから寒い気候も重なり風邪をひいたりすることもあるので、対策としてビタミンの摂取も一つの予防です。
イギリスやアイルランドではビタミンのタブレットがあります。
水に入れるとシュワーッと溶けていくタイプなので混ぜる必要がなく便利です。
味はオレンジ味が一般的で、炭酸入りのオレンジジュースを飲んでいる感覚です。
他にもマンゴー味などもありました。
写真のBeroccaというブランドのタブレットはアイルランドで€7、イギリスで£5くらいでした。
ビタミン剤はTESCOやLidlなどのスーパーやBootsなどの薬局で簡単に購入することができます。
安いものは€1くらいで、Lidlに売っていたものが安くて味も飲みやすかったです。
マルチビタミンとビタミンCのみなどの種類がありました。
ヨーロッパの寒い地域では太陽があまり出ないため、日光に当たることによって体内に生成されるビタミンDが不足しがちです。
そのため現地で暮らす人たちはビタミンDを定期的に取るなどしている方が多いことからビタミンを摂取する習慣が根付いていたりします。
花粉症&アレルギーに効く薬
花粉症は英語でhay fever(ヘイフィーバー)です。
花粉症の薬は、抗アレルギー剤として一般的にスーパーや薬局で売られています。
これはBootsというイギリスとアイルランドにある薬局で購入した抗アレルギー剤です。
右上のチェックマークのところに書いてある通り花粉症,ペットアレルギー,皮膚のアレルギー,埃から来るアレルギーなど様々なアレルギーに対応しています。
値段は£3程で購入することができます。
やけど・アトピーなど皮膚トラブルに効く薬
バリスタをしていた当時、やけどをしたためBootsでやけど用のジェルを購入しました。
普通カフェなどの飲食店には怪我などの応急処置ができるようにfirst aid kit(ファーストエイドキット)が必ずあるので予め用意する必要はありませんが、自宅でも使いたかったため試してみました。
Savlonというメーカーが主流です。
写真の上にあるものが、ちょっと重めのやけど&やけど直後に適しているジェルです。
無色透明で塗るとひんやりして痛みが和らぎます。
そして写真の下にあるクリームは、日本で言うオロナイン軟膏のようなクリームです。
軽いやけどや、すり傷さらには虫刺されなどにも使用することができる万能クリームです。
海外ではステロイド系の強いクリームなどは処方箋がないと手に入れることは難しいです。
ですが弱めのクリームなら薬局で聞けば購入することができます。
いくつかブランドがあり、安いものだと€5程です。
Hydrocortisone(ヒドロコルチゾン)クリームは弱いステロイドのクリームで、アレルギーや怪我による皮膚の湿疹やニキビなどの吹き出物そしてアトピーにも使えるそうです。
イギリスとアイルランドの冬は寒くて乾燥します。
そんな乾燥から守るための保湿クリームはE45が人気です。
このクリームは敏感肌や乾燥肌さらにはアトピーの方でも使えるそうです。
乾燥肌にはE45がおすすめだと聞いて試してみましたが、このローションタイプは伸びがよく使いやすかったです。
クリームの色は白で独特の香りがしますが、強すぎず塗った後は気にならない程度です。
E45は他にも様々な種類のクリームがあり、より保湿効果が高いものや持ち運びに便利な小さいチューブのようなものもあります。
E45の製品はBootsやスーパーなどで購入できます。
頭痛や生理痛などに効く痛み止め
イギリスとアイルランドで主流の鎮痛剤といえばParacetamol(パラセタモール)です。
薬局やスーパーなどで購入できます。
16錠で£1.70くらいです。
画像のパラセタモールは本のように開いたり閉じたりすることができ、持ち運びができる便利なタイプです。
個人的にはGently settles stomachと書いてある胃に負担が少ないものがおすすめです。
ただ、効き目は優しいので重い痛みには効きづらいこともあります。
そういった場合には、少なめのコーヒー1杯分くらいのカフェインが入ったものだとより効き目が増すので、カフェインが入ったものを選ぶと良いです。
中には生理痛用のパラセタモールも売っていたりします。
熱の場合には、便利な冷えピタの代わりになるジェルシートもBootsなどの薬局に売っています。
4枚入りで£2.50くらいです。
腹痛や下痢に効く薬
海外での食事は油分が多いものなどが多いので胃もたれすることもあると思います。
そんな時スーパーや薬局で気軽に手に入れることができる胃薬があります。
Rennie(レニー)という胸焼けや消化不良に効く噛み砕いて飲み込む錠剤です。
水なしでもOKなチュアブルタイプです。
用法容量を守れば妊婦さんや授乳中の方でも服用することができるそうです。
値段は24錠で£2.50くらいです。
慣れない海外での食生活でお腹を壊してしまった場合にはこちらのお薬が有名です。
Imodium(イモディウム)は、下痢止めと腹痛を抑える薬です。
旅行時の緊急用として常備しておくと便利です。
イギリスやアイルランドの空港にあるBootsでも購入できます。
6錠入りは£3.60くらいです。
ものもらいに効く目薬
ものもらいは英語でSty(スタイ)と言います。
結膜炎はConjuctivitis(コンジャンクティヴァイティス)です。
他にもPink eyeやEye infectionとも呼ばれます。
ものもらいや結膜炎になった時には、このような専用の目薬を使います。
薬局で目を見せながら下記のように尋ねれば出してもらえます。
Could I get eye drops for my sty?
ものもらい用の目薬をもらえますか?
その薬局のスタッフや症状によっては、医者に行ってと言われて売ってくれないことがあります。
状況的に医者に行かずに治したい!という方は別の薬局に何軒か行ってみてください。
以上が私の思う「イギリス・アイルランドの市販薬で対処する留学中の怪我と体調不良」でした。
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