こんにちは、Islaです。
イギリスとアイルランドに在住経験があり、現在は英会話講師のお仕事もしています。
今回の記事は
といった方向けに解説していきます。
英文法の基礎である5文型SVOCについて理解することで英語の仕組みが分かり、テストや実戦で意識しながら文を組み立てることができるようになる!!
英語の文型と覚えるメリットは?
文型は英語でsentence pattern(センテンス パターン)と言います。
つまり、文の型という意味です。
文型を知ることは英語を扱う上でとても役に立ちます。
なぜなら英語は配置によって意味が異なるようにできているからです。
そのため、文型という英文法(英語のルール)を理解すれば、そのルールに沿ってパズルのようにピースをはめていけば文を完成させることができるという仕組みです。
この文型というルールを理解することで、わざわざ小麦粉から調合して作るよりも卵や牛乳を加えるだけで完成する簡単なホットケーキミックスのように便利(既にある公式に語を当てはめて完成)なので覚えておくと文を作ることが楽になる&英語がもっと楽しくなるはずです!
さらに文型を理解しておけば、よくある文法の穴埋め問題テストなどで単語の意味が分からなくても正解へ導くことができたりもします。
SVOCって何の略?
英語の文型はSVOCで表されています。
S = Subject 主語
V = Verb 動詞
O = Object 目的語
C = Complement 補語
このように各単語の頭文字をとってSVOCとなっています。
文型とSVOCが何なのかサクッと分かったところで、各文型のパターンを確認していきます。
第1文型:SV
第1文型のSVは主語+動詞で成り立ちます。
I moved.
私は引っ越した。
She works.
彼女は働く。
そしてこのSVの文から、いつ,どこで,どのようにといった説明を付け加えて表現される文が一般的です。
I moved to London.
私はロンドンに引っ越した。
She works at office in London.
彼女はロンドンのオフィスで働く。
第2文型:SVC
第2文型のSVCは主語+動詞+補語で成り立ちます。
そしてこの文型ではS=Cとなることが特徴です。
つまり、「SはCだ」というような文意が通る形になります。
The kitten is cute.
その猫は可愛い。
She is a vet.
彼女は獣医です。
第3文型:SVO
第3文型のSVOは主語+動詞+目的語で成り立ちます。
そしてこの文型ではS≠Oとなることが特徴です。
つまり、S=Oが成立しない形になります。
I like travel.
私は旅行が好きです。
I have a passport.
私はパスポートを持っています。
第3文型は「SはVをOする」という風に訳すことができます。
第4文型:SVOO
第4文型のSVOOは主語+動詞+目的語+目的語で成り立ちます。
意味は「SはO1にO2をVする」といった形になり、O1(人)+O2(物)で表されるのが基本イメージです。
My best friend gave me a birthday present.
親友は私に誕生日プレゼントをくれた。
She made me a cup of coffee.
彼女は私にコーヒーをいれてくれた。
そしてこの第4文型では、O1+O2というように目的語が2つ並んでいます。
この順番をO2+O1のようにして目的語を入れ替えると第3文型に書き換えることができます。
My best friend gave a birthday present to me.
親友は誕生日プレゼントを私にくれた。
She made a cup of coffee for me.
彼女はコーヒーを私にいれてくれた。
目的語を入れ替えた場合の意味は「SはO2をO1にVする」となります。
前置詞toとforどちらを使うの?
第4文型から第3文型へ書き換える際には前置詞toとforを使います。
どちらにすればいいのかは動詞によって異なります。
それぞれ動詞をいくつか上げてみます。
toを使う動詞
give | あげる |
---|---|
lend | 貸す |
offer | 提供する |
send | 送る |
show | 見せる |
tell | 伝える |
teach | 教える |
forを使う動詞
buy | 購入する |
---|---|
choose | 選択する |
cook | 料理をする |
do | する |
find | 見つける |
get | 取得する |
make | 作る |
全部覚えるのは無理!と思う方でも、基本イメージを覚えておくと大体の前置詞の使い分けがしやすくなります。
toを使う動詞 → 相手がいて成立
forを使う動詞 → 1人でもできる
give(〜をあげる)やlend(〜を貸す)など受け取る相手が必要な動作の場合はtoを使います。
そしてbuy(〜を買う)やchoose(〜を選ぶ)など1人でもできる動作の場合はforを使うといったように分けることができます。
第5文型:SVOC
第5文型のSVOCは主語+動詞+目的語+補語で成り立ちます。
そしてこの文型ではO=Cとなることが特徴で、「SはOをCに・とVする」または「SによってOはCになる」という風に訳すことができます。
I kept the laptop on.
ノートパソコンの電源を入れたままにした。
My boss call me Tom.
上司は私をトムと呼んでいます。
このように「OはCだ」,「OがCだと分かる」というような文意が通る形になります。
Cは補語なので、Oの目的語を詳しく説明する役割があります。
そのため、Oがどのような状態なのかが分かるようになっています。
目的語のOには名詞か代名詞を入れることができる。
補語のCには名詞に加えて現在・過去などの分詞そして形容詞も入れることができる。
以上が「英語の5文型&SVOCって何の略?【英文法の基礎】」でした。
この記事があなたのお役に立てれば嬉しいです!
このブログでは、海外移住生活・ワーホリ・留学・英語といったジャンルを中心に私なりの皆様のお役に立てる情報やリアルな体験を発信しているので、興味がある方はぜひ他の記事もご覧ください。