こんにちは、Islaです。
イギリスに在住経験があり、ビートルズが大好きでリヴァプールには2回ほど訪れています。
今回の記事は
といった方向けに解説していきます。
ロンドンからリヴァプールへの行き方や、個人で行くリヴァプールの観光の仕方についてよく分かり、現地の雰囲気を感じながらビートルズへの理解も深まる!!
The Beatles(ビートルズ)について
ビートルズはイギリスのリヴァプール出身で、1960年代〜70年代にかけて活動した世界的に有名なロックバンドです。
1962年10月5日に自分達で作ったオリジナル曲「Love me do」でデビュー。
イギリスで人気を掴んだ後はアメリカでも大人気となり世界的にも有名になりました。
1965年には大英帝国勲章であるMBEを与えられています。
MBEとはMost Excellent Order of the British Empireの略で、国家に貢献した者に対して与えられる褒賞のことです。
1966年には日本に初来日をし、武道館で公演が行われました。
数々の名曲を産み出し、今でも世界中で愛されています。
ビートルズのメンバー
ビートルズについて詳しく知らないという方にも、分かりやすくメンバーのプロフィールと生い立ちなどを軽く紹介していきます。
John Lennon(ジョン・レノン)
1940年10月9日生まれ。
主にボーカル,ギターを担当。
アイルランド系の父親を持ち、スコットランドの血も引いています。
ジョン・レノンは母親の姉であるミミ伯母さんに育てられました。
18歳の時に実の母ジュリア・レノンを事故で亡くし、その後の音楽活動に大きく影響しました。
ビートルズのリーダーとして活躍し、1969年には日本人の前衛芸術家である小野洋子さんと結婚しました。
そして1980年12月8日に射殺され死亡しました。
Paul McCartney(ポール・マッカートニー)
1942年6月18日生まれ。
担当は主にベースでレフティ(左利き)です。
アイルランド系の両親を持っています。
14歳の時に母親を病気で亡くし、似たような境遇からジョンとの絆を深めることとなります。
音楽の才能はまさに天才的で、優れた才能を発揮しています。
George Harrison(ジョージ・ハリスン)
1943年2月25日生まれ。
主にギターを担当。
ウェールズ系の父とアイルランド系の母を持っていて、ドイツの血も引いています。
バンドを組もうとしていた頃に、兄が既にギターを持っていたことから違う楽器を手にしていましたが、後にギターにのめり込むようになりました。
インドに魅了され、シタールなどの楽器を取り入れて演奏を行ったりもしていました。
ジョージ・ハリスンはヒンドゥー教に傾倒していたことから、2001年11月29日に亡くなった後ジョージ・ハリスンの遺灰はインドのガンジス川に流されました。(ガンジス川に流されたものは輪廻転生の苦しみから解放されるとされているためです。)
Ringo Starr(リンゴ・スター)
1940年7月7日生まれ。
担当はドラムです。
3歳の時に両親が離婚したため母親が再婚する12歳まで母子家庭で育ちました。
幼い頃から病弱で、入院に手術など学校を1年間休学していた時期もありました。
そんな入院時に医者から教えてもらったのがドラムでした。
ドラムを演奏するようになってからは他の楽器にはあまり興味を示さず、ドラムに熱中していきました。
ビートルズ出身の街Liverpool(リヴァプール)
ビートルズは皆リヴァプール出身です。
イギリスのリヴァプールはイングランドにあり、北西に位置しています。
リヴァプールは港町で、ヴィクトリア時代に国際貿易港として栄えていました。
「海商都市リヴァプール」は歴史的な建造物も多く、世界遺産となっていましたが、新たなる審議により世界遺産から外れてしまいました。
絶対おすすめのビートルズ観光ツアー
リヴァプールにはロンドンから電車に乗り個人旅行で行きました。
ビートルズの観光名所をバスで巡る有名な「マジカルミステリーツアー」がありますが、団体で行くと観光時間が限られてしまったり、人数がいるため写真を撮るのも順番待ちになります。
私は自由に動いてストレスなくしっかり観光したかったため選びませんでした。
それでもビートルズの観光名所はそれぞれ離れた場所にあり、行き来をするのが大変です。
そんな中最適な、ビートルズの観光名所をタクシーで廻ってくれるというFab 4 Taxi Tourというのを見つけました。
リヴァプール市内の好きな場所を指定でき、そこに迎えに来てくれて、ツアー後も好きな場所で降ろしてくれるという大変便利なプライベートの1〜3時間ツアーです。
ツアーはどこを廻るかによって時間も値段も違いますが、私はビートルズのメンバーの各家やジョンとポールが出会った教会やペニーレインそしてストロベリーフィールドなど全て廻る現在£115の3時間ツアーを選びました。
値段はタクシー1台分になっているため誰かと一緒に行く場合には、割り勘にすることができるため数人で行くと良いです。最大で6人まで乗ることができます。
ガイドはタクシーの運転手で英語のみとなります。
当時はリヴァプールアクセントに少し苦戦しましたが、充分楽しめました。
ガイドの方はビートルズが大好きで地元も知り尽くしていたため、その辺の観光ガイドよりとても詳しく色々なエピソードを聞かせてくれて濃厚な観光になりました。
このツアーのもう一つ良いところは、普段観光をする時にはなかなか撮りづらい「自分を入れての記念写真」をたくさん積極的に撮ってくれたところです。
海外旅行などではカメラやスマホの盗難など恐れて頼みづらかったりしますが、このツアーなら安心して頼むことができます。
そのため、友達や家族などと訪れる場合にはすごく記念になるのでおすすめです!
ポージングまで「こうするとビートルズっぽくて良いよ」などのアドバイスまでもらいました。
今回は、そのタクシーガイドさんに撮っていただいた写真も載せています。
現地のガイドツアーの雰囲気と楽しさをお伝えできればと思います。
また、タクシーの中ではビートルズの曲をかけながら走ってくれるため存分に雰囲気を楽しむことができビートルズ好きには最高のツアーです。
英語表記になりますが、気になる方はこちらのFab 4 Taxi Tourから詳細を確認できます。
英語だとやっぱり不安という方は、大手の旅行会社JTBなどの現地オプショナルツアーがおすすめです。
リヴァプールのビートルズ聖地廻り
ここからはリヴァプールで訪れたビートルズの観光名所を紹介して行きます。
The Cavern(キャバーン・クラブ)
キャバーンはビートルズがよくギグ(ライブ)をしていたライブハウスとして有名です。
リヴァプール駅から歩いて10分くらいのところにあるため歩きながら街の観光もできます。
入り口はこんな感じで目立つので、すぐにここが「あのビートルズが演奏していたキャバーンだ」と分かります。
念願のキャバーンに来ることができて大興奮でした!
中に入るとこのようにセットが組まれていました。
私はここで記念にレコード型のシリコンでできたコースターをお土産に買って帰りました。
ビートルズショップ
ビートルズグッズなどお土産を買うならここへ。
このビートルズショップはキャバーンと同じ通りのすぐ近くにあります。
中は観光客で賑わっていました。
ビートルズストーリー
ビートルズストーリーは、ビートルズ好きであれば絶対に訪れたい貴重な展示の数々を目にすることができるミュージアムです。
中にはYellow Submarine(イエローサブマリン)の曲でもお馴染みの、黄色い潜水艦があったり衣装などユニークな展示物がたくさんあります。
もちろん楽器などもたくさんあり、スタジオ風景も見ることができます。
音楽好きにはたまらないです!
チケットは大人£18で、日本語の音声ガイドもあります。
ビートルズストーリーに行かれる方は時間の余裕を持って観光プランに入れると良いです。
ビートルズストーリーは海のすぐそばにあるアルバート・ドックという場所にあるので、時間があれば周辺の散歩もおすすめです。
神奈川出身の私はアルバート・ドックを歩いていた時に、なんとなく横浜みたいな感覚でした。やっぱり赤レンガといえばイギリスですね。
ジョン・レノンが生まれた場所&家
オックスフォードストリートにあるオックスフォード産院でジョンは生まれました。
現在はリヴァプール大学の施設となっています。
ジョンが生まれた時刻と日付「午後6時半 1940年10月9日」が記入してありました。
ジョンの育ての親であるミミおばさんの家は現在、小野洋子さん依頼の元管理されているそうです。
ジョンの家全体がしっかりと写っている写真がなかったので、タクシーガイドさんによるポージングアドバイスで撮ったものを見せていただいた当時のジョンの写真と一緒に。
門の前にはジョンの子供時代の家と書かれたサインがありました。
Strawberry Field(ストロベリーフィールド)
「Strawberry Fields Forever」の曲でもお馴染みの孤児院「ストロベリーフィールド」はジョンの家の近くにあり、ジョンが小さい頃はよくここで遊んでいたそうです。
このストロベリー・フィールドは1936年から2005年まで孤児院として使用されていました。
この門はレプリカで、本物ではありませんがよく似ていて雰囲気を出しています。
この門の先の尖った部分が苺の形になっています。
色も赤なので、まさに「ストロベリー・フィールド」です。
門の横にはビートルズファンが残していったメッセージが、ロンドンのアビー・ロードのようにびっしりと書かれていました。
ジョンとポールが出会った場所
1957年7月6日にジョンとポールはセント・ピーターズ教会のガーデン・パーティーで出会いました。
ジョンが所属していたバンド、クオリーメン(ビートルズになる前のバンド)が演奏をしていました。
ビートルズの曲には「Eleanor Rigby(エリナー・リグビー)」というタイトルの楽曲があります。
この曲に出てくるEleanor Rigbyは、ポールが作り上げた架空の人物です。
ですが、その後ジョンとポールが出会ったこの教会のお墓で実在した同姓同名のEleanor Rigbyさんのお墓があることに気づきました。
これがそのお墓です。
今ではビートルズファンの聖地となっているようで、多くの人が弔いにやってくるのだそうです。
ポール・マッカートニーの家
ここはポールが亡くなる前の母と、家族と過ごした思い出深い子供時代の家です。
ジョンと暮らしていたミミおばさんは厳格だったため、よくポールの家に来て音楽を楽しんだそうです。
ポールの家の前ではガイドさんが「あの右側の部屋でポールはいくつもの有名な曲を作り出していたんだよ、想像できるかい?すごいよなぁ。」と教えてくれました。
ガイドさんは何回も来ていると思いますが、まっすぐ部屋を見つめていて、本当にビートルズが好きなんだなぁと伝わってきました。
ジョージ・ハリスンの家
Fab 4 Taxi Tourで訪れたこの家、はジョージの3番目の家です。
ビートルズでデビューした後にファンが押し寄せてくるため、家族のために購入した家がこちらです。
ジョージが生まれて7歳頃まで育った家、生家はこちらです。
リンゴ・スターの家
こちらの可愛らしい外観の家は、まさにリンゴがドラムを覚えた家です。
6歳くらいの頃に引っ越してきたそうです。
このリンゴの家のすぐ近く、同じAdmiral Grove通りにはビートルズのアルバム「センチメンタルジャーニー」のジャケットになったパブ「The Empress」があります。
リンゴの母はこのパブで働いていました。
Penny Lane(ペニーレイン)
「ペニーレイン」はポールが作った曲で、この通りで目や耳にしたものの思い出などを歌っています。
リヴァプールに訪れたビートルズファンは必ずここに来ると言っても過言ではないくらい有名な場所です。
歌詞に出てくる場所がたくさんあり「Penny lane is in my ears and in my eyes」の歌詞の通り、ポールが目や耳にしていた当時のペニーレインの光景の想像が膨らみます。
曲に出でくる床屋だったり「ペニーレイン」を聴いてきて、よく知っているファンには曲が実現化した、たまらない観光地です。
曲の冒頭に出てくる「Penny lane there is a barber」のbarber(床屋)がこちらです。
当時のTony Slavin(この床屋の名前)と外観は異なりますが、歌詞に出てくる床屋はここのことです。
他にも当時の銀行やラウンドアバウト(交差点)、消防士や看護婦の人々など「ペニーレイン」の曲を知っていたらぜひ訪れたいビートルズの観光名所です。
ロンドンからリヴァプールへの行き方
ロンドンのEuston(ユーストン)駅からLiverpool Lime Street(リヴァプールライムストリート)駅を目指します。
片道の所要時間は電車で約2時間30分程です。
1回の乗り換えが必要ですが、時間帯によっては乗り換えなしで行くことができます。
ユーストン駅からリヴァプールライムストリート駅までの料金は学生や一般か、また時間帯によって変わってきます。
チケットの表記など比較的見やすくて分かりやすいWebサイトを載せておきます。
こちらは英語表記ですが、イギリスの鉄道会社による乗車券のオンライン予約が行えてチケットなどの確認ができます。
日本語でも確認ができるOmio【公式】ヨーロッパ格安乗車券検索が行えるものもあり、行き方やチケットの料金などの確認ができます。
いざ旅行にいく時のための準備に、色々とリサーチをしておくと視野が広がり旅行をさらに楽しめるはずです!
リヴァプールやビートルズへの理解が深まり、今後の留学や旅行などのモチベーション維持に貢献できていたら嬉しいです。
以上が「個人旅行でイギリスのビートルズ聖地廻り観光inリヴァプール」でした。
この記事があなたのお役に立てれば嬉しいです!
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