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マンチェスター・ユナイテッドのサッカースタジアム見学ツアー

マンチェスター・ユナイテッドのサッカースタジアム見学ツアー

こんにちは、Islaです。

イギリスに在住経験があります。

 

今回の記事は

イギリスもサッカーも大好き!おすすめの日帰り観光地が知りたいなぁ
イギリスに行ったらサッカースタジアムを見学してみたい!
マンチェスターユナイテッドのスタジアムまではどうやって行けばいい?

といった方向けに解説していきます。

ロンドンからマンチェスター・ユナイテッド スタジアムまでの行き方や、見学ツアーの見所や基本情報が分かります。

マンチェスター・ユナイテッドの本拠地

まずは、マンチェスター・ユナイテッドのスタジアム見学ツアーをより楽しむための歴史や基本情報などを解説していきます。

レッド・デビルズとオールド・トラッフォード

マンチェスター・ユナイテッドの本拠地であるオールド・トラッフォードスタジアムは南西部にあります。

収容可能人数は7万5千人となっていて、大規模なスタジアムです。

ホームカラーは赤で、レッド・デビルズ「赤い悪魔」という愛称で親しまれています。

日本でも埼玉のサッカーチームである浦和レッズは、マンチェスター・ユナイテッド同様の「赤い悪魔」の愛称で有名です。

そして欧州サッカー連盟であるUEFAのチャンピオンズリーグで、イングランドとしては初めて優勝カップを手にしたチームとしても知られています。

そしてこのオールド・トラッフォードスタジアムは、2012年に行われたロンドンオリンピックで日本代表チームが準決勝進出を決めた場所でもあります。

 

ミュンヘンの悲劇

ミュンヘンの悲劇は、1958年2月6日の午後3時4分に起きた恐ろしい航空事故です。

マンチェスター・ユナイテッドの選手達は、遠征帰りでセルビアのベオグラードから飛行機に乗っていました。

途中、給油のため飛行機はミュンヘンに着陸しました。

給油後に離陸を試みましたが上手くいかず、3度目の離陸時に悲劇は起きました。

飛行機は、離陸の速度が足りずにフェンスを破り炎上しました。

44名の乗客が乗っていましたが、この事故により23名が亡くなりました。

そして、その中でもマンチェスター・ユナイテッドの選手は8名亡くなっています。

このような事故からも、現在ではチームのスポーツ選手は同じ飛行機に全員乗らないように別けられていることが多くあります。

ミュンヘンの悲劇では2度目の離陸が失敗した後に、不安から比較的安全と思われている後部座席に移動したことが逆に犠牲者を増やしてしまったとされています。

この事故からマンチェスター・ユナイテッドのオールド・トラッフォードスタジアムの南東側には追悼として、ミュンヘンの悲劇が起きた日付が記された時計が設置されています。

当時は事故が起きた時間で止まっていましたが、現在では動いています。

また、この悲劇を忘れないために映画化もされています。

 

マンチェスター・シティとエティハドスタジアム

マンチェスター・シティのエティハドスタジアムのピッチ

マンチェスターの有名サッカーチームはマンチェスター・ユナイテッドの他に「マンチェスター・シティ」も知られています。

マンチェスター・シティと言えばイギリスのロックバンドOasis(オアシス)のギャラガー兄弟がサーポーターということでも有名です。

マンチェスター・シティのスタジアムは東部にあり、5〜6万人の収容規模があります。

コンサート会場としても有名で、OasisやU2そしてレッドホットチリペッパーズなど今でも様々なミュージシャン達の公演が行われています。

 

オールド・トラッフォードのスタジアムツアー

オールド・トラッフォードのスタジアムツアーは、試合やイベントがない日であれば毎日開催をしています。

現在の開催時間は10:00からで、15:30が最後のツアーとなっています。

料金は事前予約で大人£25です。

所要時間は1時間10分程の充実ツアーです。

マンチェスター・ユナイテッドのオールド・トラッフォードスタジアム見学ツアー

中に入るとマンチェスター・ユナイテッドの大きなロゴが入ったサッカーボールとスパイクのモニュメントがありました。

ミュージアムになっていて、映像も流れていました。

マンチェスター・ユナイテッドのオールド・トラッフォードスタジアム見学ツアー

中でも一際輝いていたのはプレミアリーグの優勝トロフィーです。

間近で見ると、重みを感じるトロフィーの大きさに驚きました。

マンチェスター・ユナイテッドのオールド・トラッフォードスタジアム見学ツアーのトロフィー

在籍していた有名選手のサイン入りユニフォームもたくさんありました。

こちらは、マンチェスター・ユナイテッド歴代の得点王「ウェイン・ルーニー」選手のユニフォームです。

マンチェスター・ユナイテッドのオールド・トラッフォードスタジアム見学ツアーのルーニーのユニフォーム

そしてこちらが日本でも爆発的な人気を誇った「デビッド・ベッカム」選手のユニフォームです。

マンチェスター・ユナイテッドのオールド・トラッフォードスタジアム見学ツアーのベッカムのユニフォーム

さらに日本代表を務めた「香川 真司」選手のユニフォームも見ることができました。

当時のチームメイトであったルーニー選手が「もし6人でサッカーをするなら誰とする?」といった質問に対しての答えに、香川選手も入っていたと言う話しも有名です。

マンチェスター・ユナイテッドのオールド・トラッフォードスタジアム見学ツアーの香川のユニフォーム

ミュージアムの展示でワクワク気分が上昇した後にはピッチを見ることができます。

芝生は機械によって陽の光を当てて状態を管理しているようでした。

マンチェスター・ユナイテッドのオールド・トラッフォードスタジアム見学ツアーのピッチ

ちなみにこのサッカーでこの芝生のエリアのことを「フィールド」や「ピッチ」と呼ばれることがありますが、使い分けとしてはこうなります。

アメリカ英語
Field (フィールド)

イギリス英語
Pitch (ピッチ)

このようにイギリスではピッチと呼ばれるのが一般的です。

マンチェスター・ユナイテッドのオールド・トラッフォードスタジアム見学ツアーのピッチと客席

ピッチを見終えるとスタジアム内に戻り、ハーフタイムなどでも使用するチェンジングルームへと向かいます。

廊下には歴代のレジェンド達の写真が飾ってありました。

マンチェスター・ユナイテッドのオールド・トラッフォードスタジアム見学ツアーの廊下

そしてこちらがチェンジングルームです。

マンチェスター・ユナイテッドのオールド・トラッフォードスタジアム見学ツアーのチェンジングルーム

ここで着替えをしたり、後半戦の作戦を練ったりするそうです。

中には選手の写真とユニフォームが飾られていました。

壁に備え付けられた時計は、腕時計のデザインになっていて素敵でした。

マンチェスター・ユナイテッドのオールド・トラッフォードスタジアム見学ツアーのチェンジングルームの時計

他にも手当てをする場所やシャワールーム、そして試合後に記者会見を行う場所も見ることができます。

マンチェスター・ユナイテッドのオールド・トラッフォードスタジアム見学ツアーのピッチ入場口

また外に出ると、今度は試合で選手がピッチに入場する場所を見ることができます。

ここではツアーガイドの方が、参加者を2列に並ばせました。

そしてしばらくすると入場する時の音楽が流れてきて、みんな大興奮でした。

ガイドさんに続いて、音楽に合わせてピッチまで2列になって歩くことができました。

マンチェスター・ユナイテッドのオールド・トラッフォードスタジアム見学ツアーのピッチ入場口

実際の入場の雰囲気が味わえる、粋な計らいでした。

下を見ると、こんな記念ロゴも見つけました。

マンチェスター・ユナイテッドのオールド・トラッフォードスタジアム見学ツアーのロゴ

そして座席にもマンチェスター・ユナイテッドのロゴがしっかりと記されていました。

マンチェスター・ユナイテッドのオールド・トラッフォードスタジアム見学ツアーのロゴ

このオールド・トラッフォードのスタジアム見学ツアーでは、普段見ることができない貴重な物や場所の数々を見ることができます。

サッカー好きな方はマンチェスターに訪れたら、ぜひ足を運んでみることをオススメします!

 

ロンドンからオールド・トラッフォードへの行き方

ロンドンからマンチェスターへ行くには電車を利用します。

ロンドン中心地の北側にあるEuston(ユーストン)駅からマンチェスターの中心地Manchester Piccadilly(マンチェスター ピカデリー)駅を目指します。

ロンドンのユーストン駅

Euston駅からは、乗り換えなしで行くことができる直通電車があるので便利です。

所要時間はロンドンからマンチェスターまでが約2時間で、マンチェスターピカデリー駅からスタジアムまでは約20分程で行けます。

電車の詳しい発車時刻や乗り換えなどは、日本語でも現地の通貨で見ることができるOmio【公式】ヨーロッパ格安乗車券検索でも確認ができます。

ロンドンのユーストンからマンチェスターピカデリー行きの電車

ロンドンからマンチェスターは日帰りで行くことができますが、片道で2時間程かかるため午前中からの出発をおすすめします。

午前中は、9:30以降だとピークタイムから外れるため混雑を回避することができたり、電車のチケットも少し安く済ませられる場合があります。

マンチェスターピカデリー駅からオールド・トラッフォードスタジアムまでは、マンチェスター市内を走る路面電車「メトロリンク」を利用します。

マンチェスターピカデリー駅の路面電車メトロリンク

メトロリンクのチケットは、乗り場の前にある券売機を利用して購入することができます。

英語表記のみですが、操作は簡単です。

チケットの買い方
  1. 降りる駅名を入力 → Old Trafford
  2. 片道か往復かを選択
  3. 大人か子供かを選択
  4. 購入したいチケットの数を選択

この券売機ではカードの利用も可能となっています。

片道と往復の表記はアメリカ英語とイギリス英語で異なります。

アメリカ英語
片道 → one way
往復 → round trip

イギリス英語
片道 → single
往復 → return

メトロリンクの路線図などはマンチェスター交通局の公式WebサイトのMetrolink network mapから見ることができます。

マンチェスターピカデリー駅からは紫色の路線に乗り、6駅目のOld Trafford(オールド・トラッフォード)駅で下車します。

駅からはまっすぐ10分程歩いて行くとオールド・トラッフォードスタジアムに着きます。

スタジアムに向かう途中、しばらく歩くとマンチェスター・ユナイテッドのサポーターが集まる一目で分かるパブがあるので目印になります。

マンチェスターユナイテッドのオールドトラッフォードスタジアムの外観

路面電車のオールド・トラッフォード駅の目の前にもフィールドがありますが、クリケットを行う場所なのでサッカースタジアムと間違えないように気をつけてください。

ツアーのチケットや詳しい詳細はイギリスのオールドト・ラッフォードの公式Webサイトで確認できます。

 

以上が「マンチェスター・ユナイテッドのサッカースタジアム見学ツアー」でした。

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