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複雑注文もOK!欲しいものを手にするカフェで使える英会話術

複雑注文もOK!欲しいものを手にするカフェで使える英会話術

こんにちは、Islaです。

イギリスとアイルランドに住んでいました。

海外でバリスタの経験があり、現在は英会話講師のお仕事もしています。

 

今回の記事は

あの人が持ってるの気になるなー。同じのが注文したい!
同じ商品名だけど前から2番目の、あのカップケーキが食べたいな。
海外のカフェで英語の注文が上手くできなくて、欲しいものと違うのが出てきたりするんだけど…
注文した後にやっぱり変更したいと思ったけど、何て言ったらいいか分からなかったから我慢しちゃった〜

といったよくあるシチュエーションの悩みを、イギリス英語の表現も含みながら解決していきます。

 

普通のよくある英語での注文にプラスして、海外のカフェでミルク変更や量などのカスタマイズから注文の変更など的確に欲しいものを手に入れるための英会話術が身に付く!!

海外カフェで英語注文!まずは挨拶が肝心

日本では「いらっしゃいませ」が主流なので、これには挨拶を返しづらいですよね。

そんな中スターバックスが「こんにちは〜」の挨拶で有名です。

親しみがあって入店した時の雰囲気が良いですよね!

海外ではこういった店員とお客さんの間で行われる挨拶がとても重要です。

 

海外のお店で挨拶が重要な訳

実際に海外のカフェで働いていた時に、英語ネイティブではない方がいきなり商品名を注文することがありました。

ツカツカとレジに歩いて来て一言。

ラテ」……

英語が慣れていないのはその後の話し方などで伝わるので大丈夫ですが、印象としては「うっ…」と少し圧迫感や命令感を感じます。

カフェ店員も同じ人間なので、挨拶をすることで印象が良くなります。

海外では店員とお客さんの立場は対等な感じです。

海外あるあるですが、店員は人によって態度が180度変わることがしょっちゅうあるので気をつけたいところです。

英語が苦手だとしても「Hi」の一言にプラスして笑顔があればもう完璧です!

そして、 〜 How are you?までが挨拶のセットです。

 

注文前の挨拶

カフェで最初の挨拶として使われるカジュアルな言葉はこんな感じです。

  • Hi
  • Morning
  • Hello
  • Hi there
  • Hiya

Morningは朝に使われますが、Goodは省いて使われることが多く自然です。

Hi there(ハイ ゼア〜)は「やぁ!」というカジュアルな挨拶です。

Hiya(ハイヤ〜)はイギリスで良く使われていて、女性がよく使う表現です。

軽い挨拶のあとは定番の「調子どう?」ですが、様々な言い方があります。

カフェで良く使われるのはこれらの挨拶です。

  • How are you?
  • How’s it going?
  • Are you alright?

「How’s it going?」も頻繁に使われますが、意味としては「How are you?」と聞かれているのと大差はなく、変わりはありません。

「Are you alright?」は大丈夫?と聞かれているみたいで驚くかもしれませんが、これはイギリス特有の「How are you?」と同じような意味で使われる挨拶です。

「How are you?」の返しとしては「Good, thank you! And you?」などで大丈夫です。

 

海外カフェで英語注文!〜ください。

カフェでの英語の注文でよく使われるのはこれらのフレーズです。

  • Can I have a/an 〜 please?
  • Can I get a/an 〜 please?
  • I’ll have a/an ~ please? ( I’ll = I will )
  • I’d like a/an 〜 please? ( I’d = I would )

please」をつけることによって丁寧さが伝わるので良く使われます。

pleaseを真ん中に持ってくる「Can I please have a 〜?」という形も結構な確率で使われています。

私が住んでいたイギリスやアイルランドでは、pleaseと一緒にCouldが使われることが多く、「Could I get a 〜 please?」というフレーズが頻繁に使われています。

長くて全部覚えるのは無理!という方でも「please」だけ付けることを忘れなければ「Latte please?」でもOKです!

あと笑顔も忘れずに!

 

「Can I have a/an 〜? 」の「aとan」の使い方などについて気になる方はこちらの記事を参考にどうぞ。

英語の文法ザ?ジ?theの発音とaがanに変わるルール
ザ?ジ?theの発音とaがanに変わるルールtheの発音が違うのはなぜか?aがanに変わる法則から母音と発音の関係についての理解が深まり、実際に活用できるようになる!!...

 

あれと同じものをください!

これもよく使うフレーズです。

誰かが既にオーダーしていて、美味しそうに飲んだり食べたりしている。

私もあれと同じものが欲しい!

そんな時に使える英語はこちらです。

あれと同じものをください!「Can I have the same as that one?」

ポイントは目をやったり、「あれ」が「どれ」なのか分かるようにすることです。

指を差すのは失礼になるので気をつけましょう!

sameは同じという意味です。

sameのあとにcoffeeやdish、そして誰のどこの物なのかを付け加えるとより伝わりやすくなります。

隣の席の料理と同じものをください!
「Can I have the same dish as the next table?」

あの人たちと同じコーヒーをください!
「Can I have the same coffee as those people?」

これも長くて覚えられないよ!という方は「same」という単語を覚えておけば大丈夫です。

the same one please?」で、あとはジェスチャーを取り入れたら伝わるはずです!

 

たくさん並んでいる中から特定のもの「これください!」

カフェにたくさん並んでいるクロワッサンやカップケーキ。

同じ名前の商品だけど形や色がなんだか違う。

あの形がちょっと、こう丸くなってるやつが良いな..。

そんな時に使える簡単な英語フレーズはこちらです。

欲しいものに指をさして「This one please?」

本当に簡単、これだけです!

This one」は「これ!」という表現で、頻繁に使われるフレーズです。

逆に、この中ならどれでも良いから単に「これください」と言う時には「Can I have one of these?」という様に「one of these」を使って伝えます。

実際に海外のカフェで働いている時に、ネイティブはこれらのフレーズを巧に使い分けていた程の頻出フレーズです。

ショーケースに入っていて指差しが難しい場合などは言い方を変えます。

色が付いているケーキなどは「Red one」や「Blue one」など色を添えてあげれば分かります。

クロワッサンやクッキーなど見た目が同じ様なものは、前から何番目の様に「from the 〜」を使って言い換えます。

  • 前から     from the front
  • 後ろから  from the back
  • 右から   from the right
  • 左から   from the left

仮に2番目のものが欲しい場合には、この様になります。

  • 前から2番目     the second from the front
  • 後ろから2番目  the second from the back

 

「a front や the front」など「aとthe」の使い分けなどについて気になる方はこちらの記事を参考にどうぞ。

英語のaとtheの違いと使い分け【Theの認識と英文法】
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気が変わったので「やっぱり、これください!」

注文してすぐ後に「あ、やっぱりこっちが良い!」と、サイズなどのカスタマイズや店内か持ち帰り、さらにはドリンクを変更したくなったりすることもあると思います。

そんな時に使える英語は

Actually..  やっぱり..

これもカフェでは頻繁に使われます。

「やっぱり」という意味になる英単語はたくさんありますが、こういったシチュエーションの場合は「Actually」を使います。

例としてはこんな感じです。

スモールサイズのラテ一つください。
「Can I have a small Latte please?」

あ、やっぱり..ミディアムサイズで。
「Oh, actually.. medium size.」

この「Actually」ひとつで自然と前に言ったものが取り消しされて、変更されるのでとても便利な単語です!

 

海外カフェで英語注文!ミルクの変更&量

ミルクの種類をカスタマイズ

海外のカフェではベジタリアンからビーガン、そしてアレルギーや健康面を気にしている方などを考慮して、様々なミルクを取り揃えているところが多いです。

そこで「自分好みにミルクを変更したい!」と思った時、まずはそのカフェにはどんな種類のミルクがあるか知りたいですよね?

そんな時に使えるフレーズがこちらです。

どんな種類のミルクがありますか?
「What kind of milk do you have?」

このフレーズは「milk」の部分を他の単語に変えれば様々なシーンで活用できるため覚えておくと便利です!

海外のカフェによくあるミルクはこんな感じです。

全脂肪(普通のミルク) milk / whole milk (ミルク / ホールミルク)
低脂肪ミルク low fat (ローファット)
無脂肪ミルク non fat / skinny (ノンファット / スキニー)
豆乳 soy / soya (ソイ / ソヤ)
オーツミルク(オーツ麦) oat (オーツ)
アーモンドミルク almond (アーモンド)
ココナッツミルク coconut (ココナッツ)

無脂肪ミルクの「skinny」や豆乳を「soya」という独特の言い方は、イギリスで頻繁に使われます。

 

注文するときの例としては

Sサイズの豆乳のラテを一つください。
「Can I have a small soya Latte please?」

という風にサイズとドリンク名の間にカスタマイズしたいフレーズを入れるのが一般的です。

例えば温度は熱めが良い!なども「extra hot(エクストラホット)」をサイズとドリンク名の間に入れればOKです。

 

ミルクの量をカスタマイズ

イギリスは紅茶で有名です。

茶葉はこだわらないけど、ミルクの量には結構なこだわりがある人ばかりでした!

そのためミルクの量を表す英語表現はたくさんあります。

人によって感覚が違うため難しいですがまとめると大体こんな感じです。

ほんの少し tiny (タイニー)
ちょっと少し little (リトル)
少し splash (スプラッシュ)
たくさん a lot (ア ロット)

tiny」と「little」は「bit」と一緒に使われることが多いです。

そして「tiny little bit」なんて表現されることもあります。

splash」はディズニーランドのスプラッシュマウンテンでもお馴染み、水しぶきの様な少しというイメージです。

違いが難しいですが、とりあえずは少し」という意味で覚えておけば大丈夫です!

 

ブラックコーヒーや紅茶を注文すると大体「Would you like some milk?」とミルクを入れるか聞かれます。

「A tiny bit please.」 ほんの少しお願いします。

「Just a little bit please.」 少しだけお願いします。

という風に答えればOKです。

 

ミルクは自分で入れたいから別で分けてほしいな!」という場合は「on the side」を使います。

聞かれた場合は 「On the side please」だけでも通じます。

最初から注文する場合はこの様になります。

アメリカーノにミルクを別でください。
「Can I have an Americano with milk on the side?」

 

エスプレッソの量をカスタマイズ

エスプレッソを使ったドリンクの場合はエスプレッソショットを追加したり減らしたりしてコーヒーの濃さを変更することができます。

エスプレッソの数え方は

1ショット single (シングル)
2ショット double (ダブル)
3ショット triple (トリプル)

という風に数えます。

 

コーヒーの濃さを言葉で表現することも多いです。

薄め weak (ウィーク)
濃いめ strong (ストロング)

弱い(weak)と強い(strong)という意味の単語を使います。

ニュアンスとしてはこの様な感じです。

カフェイン少なめのSサイズのラテをください。
「Can I have a small weak latte please?」

 

海外カフェで英語注文!店内or持ち帰り

海外のカフェでは店内を利用するのと持ち帰りでは値段が違うことがあるため、店内か持ち帰りかを必ず聞かれます。

店内を表す英語フレーズはこちらです。

  • to stay
  • have here
  • for here
  • eat in

持ち帰りを表すフレーズはこちらです。

  • to go
  • takeaway
  • take out

takeaway(テイクアウェイ)」はイギリスでよく使われる表現です。

実際にはこの様にして使われます。

Sサイズのラテを店内用でお願いします。
「Can I have a small Latte to have here please?」

Sサイズのラテを持ち帰りでお願いします。
「Can I have a small Latte to takeaway please?」

 

海外カフェで英語注文!カードor現金

注文をしたあとは支払いです。

日本では現金のみというお店もありますが、海外ではキャッシュレスが進んでいるためカード払いのみというお店が逆に多かったりします。

Cash or Card?」と、cash(現金)とcard(カード)どちらか聞かれます。

Cashの場合は「in cash」、カードの場合は「by card」という表現になります。

カードで払います。 「I’ll pay by card please.」

現金で払います。    「I’ll pay in cash please.」

支払いをしたあとは「Thank you!」と笑顔で一言を忘れずに。

 

せっかくの海外旅行や海外生活なのに、欲しいものと違うものになってしまって気分が落ちる..なんて状況は悲しいですよね!

英語が上手く話せなかった過去の経験から「英語にチャレンジをして、自信をつける!」「せっかくの旅行を楽しんでほしい!」という思いで執筆をしました。

今回紹介したフレーズを上手く活用して、英語環境でも自信を持って、欲しいものを片手に旅行や生活をぜひ楽しんでください。

 

以上が「複雑注文もOK!欲しいものを手にするカフェで使える英会話術」でした。

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