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ザ?ジ?theの発音とaがanに変わるルール

英語の文法ザ?ジ?theの発音とaがanに変わるルール

こんにちは、Islaです。

イギリスとアイルランドに在住経験があり、英会話講師のお仕事もしています。

 

今回の記事は

thの発音が上手くできないんだけどコツとかってあるのかな〜
theの発音は「ザ」の時と「ジ」の時があるけど、使い分けがよく分からないな..
anは母音の前に付けるのは知ってるけど、母音で始まる単語なのにaになってることもあるのは何で?

といった方向けに解説していきます。

theの発音が違うのはなぜか、aがanに変わる法則から母音と発音の関係についての理解が深まる!!

theの発音が変わるのはなぜ?

theの発音は子音で始まる単語の前に置かれる場合は「」という発音になります。

the cat ザ キャット
the pen ザ ペン
the bus ザ バス

 

反対に母音(a, i, u, e, o = ア, イ, ウ, エ, オ)で始まる単語の前に置かれる場合は「」という発音になります。

the apple ジ アップル
the umbrella ジ アンブレラ
the end ジ エンド

 

the「ザ」が「ジ」の発音に変わる重要ルール

母音(a, i, u, e, o)で始まる単語の前に置かれる場合には発音が変わるということを聞くと、スペルで理解しがちですが、重要なのは音で理解をするということです。

なぜなら、母音で始まる単語でも「」という発音になることがあるからです。

the university ザ ユニバーシティ

the united ザ ユナイテッド

例に上げたこれらの単語は母音のa, i, u, e, o = ア, イ, ウ, エ, オの発音ではなく「」という音から始まっているため「ザ」という発音になるといった具合です。

 

そしてもう一つ知っておきたいのが「h」で始まる単語についてです。

hはボイスレスの音です。

hが読まれないため、hで始まる単語の前にtheを置く場合は

the hour ザ アワー
the honour ザ オーナー
the honest ザ オーネスト

のように「」の発音になります。

 

補足として、よく使われる単語「year」にtheを付けるとしたら「ザ」と「ジ」どちらの発音になると思いますか?

正解は…

the year ザ イヤー

です。

yearはイヤーと「イ」の発音で母音だからtheの発音は「ジ」じゃないの?

と思いがちですが、実はこのyearのyは「j」という発音記号で表します。

母音の「あ行」ではなく、「や行」という感じです。

そのためyで始まる単語のyは子音ということになります。

よく聞く〜of the yearは〜オブ ザ イヤーと「」という発音になります。

強調したい時は「ジ」という発音にするという場合もありますが、基本的にはこのルールを知っていれば問題ないかと思います。

 

母音で始まる単語でもaになるのはなぜ?

aは母音で始まる単語の前に置くことでanという形に変化します。

an apple アン アップル
an egg アン エッグ
an orange アン オーレンジ

 

そして母音で始まる単語でも「an」ではなく「a」になる場合があります。

theの発音ルールを理解したあとなら既にピン!と来ている方も多いはずです。

そう、スペルだけに頼らず音で理解をするということです。

a university ア ユニバーシティ
a unicorn ア ユニコーン
a used book ア ユーズド ブック

例に上げたこれらの単語は母音のa, i, u, e, o = ア, イ, ウ, エ, オの発音ではなく「」という音から始まっているため通常の「a」ではなく「an」という形に変化します。

 

theの発音ルールと同様hは読まれないため、「h」で始まる単語の前にaを置く場合は

an hour アン アワー
an honour アン オーナー
an honest アン オーネスト

と「an」に変化した形になります。

 

thの発音

ここでthの発音です。

thを表す発音記号は2つあります。

1つはθという発音記号で、声がなく息だけの「ス」に近い音です。

2つ目はðという発音記号で、音を出して「ズ」に近い濁った音です。

このthを上手く発音するためのコツをそれぞれ確認していきます。

 

θ theta(シータ)の発音

θは、ギリシャ語から来ていてシータと呼ばれています。

まず初めにθの発音は、上の歯と下の歯の間に舌を軽く挟むイメージで声を出さずに息を出します。

そうすると「ス」のようなθの発音になります。

試しにカタカナで「シンク」と言ったあとに、θの発音で「think」と言って比べてみると違いが分かるかと思います。

「three」や「thank you」などのthはこのθの発音です。

 

ð edh(エズ)の発音

ðは、アイスランド語から来ていてエズと呼ばれています。

このðという音がtheのthの発音です。

θの発音と同様に、上の歯と下の歯の間に舌を軽く挟むイメージです。

そして今度は音を出します。

そうするとバイブのような音と振動を感じると思います。

「ズ」というような音になっているはずです。

theのeの音は、eをひっくり返した「ə」という発音記号を使います。

「ə」はヘブライ語から来ていて、ドイツ語でschwa(シュワー)と呼ばれています。

「ə」は、アとエの間のような音です。

theの発音記号は

ザ thə
ジ thi

と表します。

ðの発音で「the」と何回も言って練習をしてみてください。

また、試しにカタカナで「ザ」と言ったあとに、ðの発音で「the」と言ってみると振動の感じ方の違いが分かるかと思います。

違いが分かりにくい場合は、少しゆっくり言ってみると良いかもしれません。

音声などでネイティブの発音などを聞いてみて違いを実感すると、より理解がしやすいと思います。

 

以上が「ザ?ジ?theの発音とaがanに変わるルール」でした。

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