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英語のaとtheの違いと使い分け【Theの認識と英文法】

英語のaとtheの違いと使い分け【Theの認識と英文法】

こんにちは、Islaです。

イギリスとアイルランドに在住経験があり、英会話講師のお仕事もしています。

 

今回の記事は

aとかtheは普段なんとなく使ってたけど実際はよく分かってないかも..
a bookとthe bookの違いって一体なんなの?
イギリスやアメリカのことはUK/USって言うけどtheがあるのと無いのではどう違うの?

といった方向けに解説していきます。

aとtheの違いや使い分け、theの活用が上手く出来るようになって英語への理解が深まる!!

aとtheの違いとは?

英語で頻繁に出てくるa/antheの意味や使い分けを抑えることによって、英語で様々な表現をすることが出来るようになります。

a/antheは冠詞と言われていて、名詞の前に付ける冠のような存在です。

つまり、この冠を付けることによって名詞がどんなものなのかを限定し、明確にすることができます。

anは、a, i, u, e, o」の母音の音で始まる単語の前にaを付けることによってanという形に変わります。

 

可算名詞と不可算名詞

まず初めに、aは可算名詞(数えられる名詞)に付きます。

 

可算名詞とは?

 

  • cat 猫
  • dog 犬
  • book 本
  • pen ペン
  • tree 木
  • car 車
  • man 人

のように目に見えて具体的な形を持っているもののことを指します。

 

不可算名詞とは?

 

  • water 水
  • paper 紙
  • butter バター
  • cheese チーズ
  • bread パン
  • gas ガス
  • love 愛

のようにはっきりと具体的な形を思い浮かべることが出来ないもののことを指します。

 

不可算名詞から可算名詞へ

不可算名詞でも可算名詞として数えられるようになる場合があります。

例えば

  • a bottle of water ボトルに入った水
  • a piece of cake ケーキの一部
  • a slice of bread 一切れのパン
  • a cup of coffee カップに入ったコーヒー
  • a pint of beer ジョッキ一杯のビール

のように容れ物に入っているものや量など、具体的な形を思い浮かべることができるようになっている場合は可算名詞として扱うことができます。

 

可算名詞にaが付く時のルール

aは可算名詞に付きますが、ここで重要なのは複数形には付かないということです。

つまりaは可算名詞かつ単数形の時に付けることができます。

そのため

◯ I have a cat.

と言うことは出来ても

× I have a cats.

とは言えないので

◯ I have cats.

となります。

基本的なルールが分かったところで、さっそくatheの使い分けについて見ていきます。

 

aとtheの使い分け

例えば、よくあるこんなシチュエーション。

とあるカフェでの出来事です。

ウィルは常連のお客さんで無脂肪ミルクのラテをいつも飲みます。

そんなウィルが今日は会社の同僚ルーシーを連れてカフェにやって来ました。

 

ルーシーが先にコーヒーを注文します。

ルーシー
ルーシー
Can I have a cup of coffee please?

 

そのあとに、いつも来る常連のお客さんウィルが注文。

ウィル
ウィル
Can I have the usual please?

 

さてそれぞれ何をオーダーしたのでしょうか?

ルーシーはaを使って、メニューにある中のコーヒーなら何でも = 特定のものに定まっていない注文の仕方をしています。

それに対しウィルは顔馴染みのカフェ定員にthe usualを使って、いつもの無脂肪ミルクのラテ = 特定のものを思い浮かべて注文をしています。

「いつものだよ、分かるよね?」と言うニュアンスで。

それを聞いたカフェの定員は「OK!分かったよ、いつものね。」と答えます。

そのあとメニューにある中のコーヒーなら何でもと言うニュアンスで注文したルーシーに「昨日ちょうど、こんなコーヒー豆を入荷したんだけど..どう試してみる?」とおすすめしました。

 

するとルーシーは「ヘぇ〜、良さそうね!じゃあ..」と

ルーシー
ルーシー
I’ll have the coffee!

と言って、そのコーヒー = 特定のものに限定したためtheを使って注文をしました。

 

上記の例から分かるようにatheの違いを簡単にまとめると

a
特定のものに定まらない、数ある中のうちの一つ

the
話している人同士が共通に認識できる「これだ!」と思い浮かぶ特定のもの

ということになります。

 

特定のtheの活用法

aとtheの違いについてなんとなく分かったところで、次は実際によく使われる別の例を見てよりイメージを掴んでいきます。

今度はこんなシチュエーション。

とある日の朝の出来事です。

なんだか眠そうにしているウィル。

気がついたルーシーはウィルに質問をしました。

 

ルーシーがウィルに「昨日はよく眠れなかったの?」と聞くと

ウィル
ウィル
I watched a movie last night.
The movie was very interesting!

昨夜は映画を見たんだ。その映画はすっごく面白かったんだよ。

と夜更かしした理由を話しています。

 

まず最初に出てきたaを使って、特定のものに定まっていない「ただ映画を見た」ということを伝えています。

そして次の文でtheを使って、前に出てきた特定の「その見た映画」ということが分かるように強調しています。

このように初めて会話に出てくるものはaを使って表すことが多く、次の話の中で「その〜が」と共通に認識できる特定のものとなって再度出てきます。

話の流れとしてはすごく自然ですよね。

このようにしてatheは使い分けることができます。

 

 

複数として使われるthe

theは共通に認識できる「これだ!」と思い浮かぶ特定のものです。

その中で複数のものにtheを付けて表現をすると、ある特定のグループとして下記のようにひとまとめにすることができます。

  • The Beatles イギリスのバンド「ザ・ビートルズ」
  • The Great Lakes アメリカとカナダにある五大湖
  • The US アメリカ
  • The UK イギリス

United Statesは数々の州(State)から成っているため特定のものを意味するTheを付けることによって「あ、アメリカのことだな。」と明確に連想することができます。

United Kingdomも同様に各王国から成っているため特定のものを意味するTheを付けることによって「あ、イギリスのことだな。」と明確に連想することができます。

英語で話す際にUKやUSだけでも通じますが、文法的には違和感があります。

私がイギリスに留学をしていた当初、英語の先生は「UK」と発言する人に対して「The UK!」といつも言い直しをさせていました。

このことからもtheを付けないで話すと「あ、この人は文法を理解していないんだろうなー」という風に思われてしまうのでtheの重要性がよく分かりました。

 

以上が「英語のaとtheの違いと使い分け【Theの認識と英文法】」でした。

この記事があなたのお役に立って、「英語って楽しい」と思えたり、英語にもっと興味が湧いていただけていたら嬉しいです!

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