こんにちは、Islaです。
イギリスとアイルランドに在住経験があります。
今回の記事は
といった方向けに解説していきます。
オスカー・ワイルドがどんな人物でどんな作品を書いたのか、英語での名言や作品と一緒に英語を学ぶ方法が分かる!!
オスカーワイルドについて
オスカー・ワイルドは、19世紀を代表するアイルランドの首都ダブリン出身の詩人,劇作家,作家です。
医師である父と詩人の母との間に生まれ、育ちました。
彼はダブリン大学のトリニティカレッジへ行き、古典語の賞を受けるなど文学面において優れていました。
その後イギリスに行き、オックスフォード大学のモードリン・カレッジにも進学をして首席で卒業をしています。
オックスフォード大学卒業後は、アメリカに行き各地で講義を行ったりしていました。
さらにフランスも訪れ、文学面での理解者や友人を求めましたがオスカー・ワイルドの奇抜な服装から好まれませんでした。
ダブリン市内にはオスカー・ワイルドのカラフルでユニークな銅像があります。
ダブリン大学トリニティ・カレッジの近くにあるメリオン広場で見ることができます。
オスカーワイルドの有名作品
オスカー・ワイルドの描く物語はどんなものなのか、有名な作品をいくつか紹介していきます。
幸福な王子
この「幸福な王子」という作品は、初めてオスカー・ワイルドの文学に触れる方におすすめの物語です。
子供向けの短編小説となっています。
幸福な生涯を送り若くして亡くなった王子の「幸福な王子」の像が街に建てられたことから始まる物語です。
その像には若くして亡くなった王子の魂が宿っており、宝石や金箔で出来たものでした。
自我を持った像の王子はツバメとの出会いによって、貧しい人達のために身を削り宝石や金箔を与えていくというユニークな物語です。
ドリアン・グレイの肖像
「ドリアン・グレイの肖像」はオスカー・ワイルドによる長編小説です。
友人の言葉「若さと奔放な生活こそ美である」という考えに魅了された美少年ドリアン・グレイの物語です。
画家のモデルになった美少年ドリアン・グレイは歳をとり若さという美しさを失うことを恐れていました。
自身の肖像画を見て「この肖像画が自分の代わりに歳をとればいいのに..」と呟きます。
いずれその言葉は本当になり、ドリアン・グレイの醜い部分や苦痛を受け入れた肖像画はどんどん醜い姿に変わっていくというホラーファンタジーのような作品です。
サロメ
「サロメ」は新約聖書を元にした作品で、演劇のために執筆された戯曲です。
兄を殺し妃を奪い王の座についたユダヤの王は、妃の娘であるサロメに魅了されます。
その視線に耐えられなくなったサロメは、監獄されている預言者ヨカナーンのことを聞きつけ会いに行きますが、拒まれてしまいます。
その後、王にダンスをしてくれたら何でも好きなものを褒美に与えようと言われたサロメは見事なダンスを披露しました。
そしてサロメが褒美として要求したのは自分のことを拒んだ預言者ヨカナーンの首だったという何とも恐ろしく戯曲らしい物語です。
オスカー・ワイルドが残した英語の名言
オスカー・ワイルドは数々の名言を残しています。
現在でも語り継がれるオスカー・ワイルドの有名な名言を英語と共に紹介していきます。
The optimist sees the doughnut, the pessimist sees the hole.
楽観主義者はドーナツを見て、悲観主義者はその穴をみる。
optimist = 楽観主義者
pessimist = 悲観主義者
Be yourself, everyone else is already taken.
自分らしくあれ。ほかの人の席はすでに埋まっているのだから。
be yourself = あなたらしく
taken = takeの過去分詞形
Whenever people agree with me, I always feel I must be wrong.
人々が私に賛成するときはいつも、私は自分が間違っているに違いないと感じる。
whenever = いつでも
must be 〜 = 〜に違いない
Experience is the name everyone gives to their mistakes.
経験とは、誰もが自分の過ちにつける名前のことだ。
experience = 経験
mistake = 失敗
Every saint has a past, and every sinner has a future.
すべての聖人に過去があるように、すべての罪人に未来がある。
saint = 聖人
sinner = 罪人
Experience is one thing you can’t get for nothing.
経験はただで手に入らないものだ。
for nothing = タダで,見返りなしに
オスカーワイルドで学ぶ英文法
オスカー・ワイルドの作品と一緒に英文法が学べる面白い本があります。
この本では初めてオスカー・ワイルドの作品を読む方にもおすすめの短編童話作品である「幸福な王子」を場面ごとに理解していく工夫がされています。
「幸福な王子」という作品は子供向けの童話として書かれたため英語表現も難しすぎるものはなく、高校レベルの英語感です。
英語以外にも作中に出てくるものの意味や歴史的背景からの英語表現、童話作品に見られるキリスト教についての知識などの解説もあり、自分で調べる手間がなく1冊で学べる便利な学習本です。
この本では、日本でも活躍しているイギリス人の有名なラジオDJ,音楽評論家のピーター・バラカンさんによる音声ダウンロードも可能で、イギリス英語で作品を聴きながら英語学習ができる点もおすすめな理由です。
ピーター・バラカンさんの落ち着きのある声とイギリス英語で内容が入ってきやすく聴いていてとても心地が良かったです。
イギリス英語やアイルランド、オスカー・ワイルドについて学びたいと思っている方にはぴったりの本です!
以上が「アイルランド出身の作家オスカーワイルドの作品と名言と英文法」でした。
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