こんにちは、Islaです。
イギリスとアイルランドに在住経験があり、現在は英会話講師のお仕事もしています。
今回の記事は
といった方向けに解説していきます。
anotherとotherの違いから使い分けが分かり、実際の会話でのニュアンスが分かるようになる!!
anotherの使い方と例文
anotherとotherには「他の」「別の」「もう一つの」など同じような意味があるため、違いが分かりにくいと思います。
そこで、実際の例文と共にanotherとotherをどう使い分けるのかを紹介していきます。
まず、anotherという単語の元は「an + other」です。
日本語での意味は「もう一つの」や「もう1人の」ですが、英語でanotherの意味を引くとこのように明記されています。
“one more person or thing or an extra amount”
このan extra amountから分かるようにanotherには「(追加で)もう一つの」という意味もあります。
例えば、お店で服を試着したりする場面で使える表現はこちらです。
Could you show me another shirt?
他のシャツも見せていただけますか?
ここには、「(特定のものではないけど)シャツの中からどれか他のシャツ」というように「(追加で)もう一つの」といったニュアンスで使われます。
また、何について話をしているのかが分かっている場合には、このように名詞をoneに変えて表現することができます。
Could you show me another one?
他のも見せていただけますか?
さらに、レストランなどでも聞かれることがあるこんな表現。
Would you like another cup of tea?
紅茶のおかわりはいかがですか?
これも、「紅茶のおかわり」というように「(追加で)もう一つ」のニュアンスがよく伝わっています。
ここで注意をしたいのが、同じもの(全く同じ紅茶)ではなく、紅茶なら何でもというニュアンスになります。
そのため、この質問に対して「Yes, please.」と返答した場合には、アールグレイなのかダージリンなのか種類を聞かれたりするといった感じです。
そしてanotherは元々「an + other」なので、anotherにはaやtheなどの冠詞が付かず、基本的には単数形と一緒に扱われます。
数えられる名詞/単数形
◯ another shirt
◯ another cup of tea
数えられない名詞/複数形
× another shirts
× another tea
ところが例外もあり、このように数字が入っている場合には複数形と一緒に扱うことができます。
数字 + 複数形
◯ another three days
◯ another four years
◯ another five months
例文としては、このようになります。
I’ll be starting my holiday in another two weeks.
あと2週間で休暇が始まります。
otherの使い方と例文
otherの日本語での意味は「他の」や「別の」です。
otherはanotherとは異なり、基本的にはこのように複数形と一緒に扱われます。
Do you have any other questions?
他に質問はありますか?
また、英語でotherの意味を引いてみると、よりニュアンスが分かりやすく、このように明記されています。
“as well as thing or person already mentioned”
このas well as thingとalready mentionedから分かるようにotherには、単に「他の」や「別の」のだけではなく「(2つしかないうちのもう一つ)他の」と「(残りのうちの)別の」という意味も含まれていることが読み取れます。
例えば先程も例に出した、お店で服を試着したりする場面ではこのように表現します。
Could you show me the other shirt?
他のシャツも見せていただけますか?
ここでは、theを付けることによって特定の「(2つしかないうちのもう一つ)他のシャツ」といったニュアンスで使われています。
3つ以上ある場合の表現はこちらです。
Could you show me the others?
別のシャツも見せていただけますか?
このように、the + 複数形で「(残りのうちの)別の」もの全部を見せて!といったニュアンスになります。
anotherとotherの違いまとめ
anotherとotherの違いと使い分けについては、日本語の意味から見るとややこしくて分かりにくいと思います。
それぞれ簡単にまとめると、このような感じになります。
another
複数あるものの中からどれか一つ
other
複数あるものの中からいくつでも
the other
2つあるうちの一つ
the others
残りのうちの全部
また、冠詞のaやtheの持つ意味も同時に抑えていくと、より理解が深まるかと思います。
以上が「例文で見るanotherとotherの違いと使い分け」でした。
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