英語

英語を英語で学ぶメリット&デメリット【直接法と間接法の選び方】

英語を英語で学ぶメリット&デメリット【直接法と間接法の選び方】

こんにちは、Islaです。

イギリスとアイルランドに在住経験があります。

現在は英会話講師をしています。

 

今回の記事は

自分に合ったレベルで英語学習をしていきたい!
英語を習いたいけど、どんな学習法が良いのか迷う
やっぱり英語はネイティブ講師から教わった方が良いの?

といった方向けに解説していきます。

英語を英語で学ぶメリット&デメリット、直接法と間接法についての理解が深まり、自分に合った言語学習法が分かる!!

語学学習に重要な直接法と間接法とは?

英語学習者が知っておくべき直接法と間接法について解説します。

語学学習には「直接法」という指導法と「間接法」という指導法があります。

英語では下記のように表現されます。

直接法 → direct method(ダイレクト メソッド)

間接法 → indirect method(インダイレクト メソッド)

直接法は、学習をする言語のみを使用して語学学習をすることです。

つまり、英語を学習する場合には「英語を英語で学習する」ということです。

いわゆる「オールイングリッシュ」と呼ばれる指導法です。

それに反して間接法は、学習をする言語を母国語で学習をすることです。

これは、英語学習をする場合には「英語を日本語を交えて学習する」ということです。

 

直接法と間接法のメリット&デメリット

語学学習においての直接法と間接法について分かったところで、それぞれのメリットとデメリットを見ていきます。

英語を英語で学ぶ直接法のメリット&デメリット

◎メリット

☆英語を英語で考える力を鍛えることができる。

☆英語を英語で学習していく過程で語彙力が上がる。

英語を英語で学ぶメリットは、日本語から英語に訳して考える思考から「英語を英語で考えて言葉に出す」実践力が身につきやすいことです。

また、英語を英語で学習をすることによって、「自然と新しいボキャブラリーが増えていく」ことも良い点です。

×デメリット

★英語での説明などで分からなかった単語やフレーズを調べたり、時間をとって理解をするための復習が必須。

★レベルに合っていないと分からないことが多すぎて挫折しやすい。

英語を英語で学ぶと、復習をする時間をしっかりと作ることが必要です。

忙しい社会人や、1人ではやる気を保つことが難しい方には挫折しやすいので時間の取り方に注意です。

 

英語を日本語で学ぶ間接法のメリット&デメリット

◎メリット

☆母国語での説明があるため理解が深まる。

☆学習と同時平行で母国語に落とし込んで理解ができるため、後から調べることの量が少なく効率的。

英語を日本語で学ぶメリットは、日本語での説明があるので断然に理解が深まることです。

そして、復習の量も直接法で学習をするよりも少なくすむので、時間がない人でもストレスなく取り組みやすく持続しやすいです。

×デメリット

★英語を英語で考える力が身につきづらい。

★ネイティブ感覚の細かいニュアンスの疑問がある場合などは自分で調べて解決する必要がある。

英語を日本語で学ぶデメリットは、英語で英語を考えるネイティブ思考が身につきにくいことです。

そして、ネイティブ感覚での細かい言葉のニュアンスの疑問などが生じた場合には自分で調べて解決しなければならないので、この点においては効率的ではないです。

 

英語で英語を学ぶことが向いている人&向いていない人

直接法と間接法のメリットとデメリットを踏まえた上で、どんな人にどちらの学習法が向いているのかを解説します。

英語で英語を学ぶ直接法が向いている人

英語で英語を学ぶことによって、効率良く英語力の伸びが期待できるのはどんな人たち?

◎基礎学習を終えて基礎がしっかりと身についている中級者以上

◎比較的流暢に英語で会話をして理解をすることができる中上級者以上

◎吸収力の高い2〜4歳または臨界期と呼ばれる小さい子供達

 

日本語で英語を学ぶ間接法が向いている人

日本語で英語を学ぶことによって、効率良く英語力の伸びが期待できるのはどんな人たち?

◎学習を始めたばかりの初級者、または基礎にまだ不安が残る中級者

◎英語を話すことに自信がなく、スピーキングに苦戦している中級者以下

◎モチベーション維持が難しく、語学学習での挫折経験者

 

英語をネイティブイングリッシュスピーカーに習ったり、英語環境に飛び込んで語学留学をする場合など、「英語を英語で学ぶ」ためには基礎をしっかりと学習してから取り組むと効率良く語学学習に励むことができます。

自身の経験からも、「英語を英語で学ぶ」ことの大変さや、特に「基礎的な文法を英語で学ぶ」難しさなどを当時の経験から痛感したため、英語学習の参考になればと思い今回の記事を書きました。

これらは、あくまでも1人の英会話講師そして英語学習者としての個人的な考えです。

最終的にはどんな環境で、どのように語学学習に取り組むかは、人それぞれの好みによるかと思います。

ぜひ自分にあった学習方法で英語学習を楽しんでいただければ幸いです!

 

以上が「英語を英語で学ぶメリット&デメリット【直接法と間接法の選び方】」でした。

この記事があなたのお役に立てれば嬉しいです!

このブログでは、海外移住生活・ワーホリ・留学・英語といったジャンルを中心に私なりの皆様のお役に立てる情報やリアルな体験を発信しているので、興味がある方はぜひ他の記事もご覧ください。

語学学校の授業ついていける?英語の文法用語まとめ|留学準備
語学学校の授業ついていける?英語の文法用語まとめ|留学準備基本の英語の文法用語が分かり、留学先での「英語で英語を勉強する」ための準備が整って、現地で楽しく授業が受けられるようになるよう解説します!!...