こんにちは、Islaです。
アイルランドに在住経験があります。
今回の記事は
といった方向けに解説していきます。
セントパトリックスデーがどういったものなのか、聖パトリック大聖堂の歴史と中の様子、そして大聖堂への行き方までが分かります。
セントパトリックスデーとは?
セントパトリックスデーとは、アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日である3月17日のことです。
この日はアイルランドの祝日となっています。
聖パトリックはカトリックの教えである三位一体の説明にシャムロック(3つ葉のクローバー)を使用しました。
このことからアイルランドのカラーである緑色が定着しました。
セントパトリックスデーにはパレードが行われ、世界中から人々が集まります。
多くの人たちが参加し、緑色の服を着たり緑色のビールを飲んだりして町中が緑一色に染まる一大イベントです。
聖パトリック大聖堂の観光
聖パトリック大聖堂は1191年に建てられました。
アイルランドの中で最も大きな教会として知られています。
14世紀〜16世紀初め頃まで中世のダブリン大学(The Medieval University of Dublin)のキャンパスとして利用されていました。
16世紀にはイングランドの宗教改革によって、ヘンリー8世の側近であったトマス・クロムウェルが率いる兵士たちに大聖堂にある像を傷つけられてしまいました。
17世紀に入ると、トマス・クロムウェルの子孫であるオリバー・クロムウェルによってアイルランドは侵略されてしまいます。
その侵略時にオリバー・クロムウェルは、聖公会に対する軽蔑のデモンストレーションとして大聖堂の身廊に馬を入れて、誇り高き大聖堂は馬小屋として使用されてしまったという歴史もあります。
そして17世紀後半にはアイルランドが王政復古を果たしました。
その後に、崩壊の危険が懸念されていた屋根や窓の取り替えなど大聖堂の修復作業が徐々に行われていきました。
外からの光の入り方によって異なる輝きを放つ見事なステンドグラスには聖パトリックの姿も描かれています。
この聖パトリック大聖堂の中には「ガリバー旅行記」の作者として知られているアイルランド出身の作家ジョナサン・スウィフトが最愛の人ステラと共に眠っています。
ジョナサン・スウィフトは30年以上もの間、聖パトリック大聖堂の司祭として務めていました。
大聖堂の中はとても広く、様々なものが展示されていて楽譜などもありました。
中にはヘッドホンが置いてあり、楽譜の曲を聴くことが出来る演出もありました。
天井から床までどこを見渡しても細部まで美しく見所がたくさんある歴史を感じる素敵な大聖堂でした。
聖パトリック大聖堂への行き方
聖パトリック大聖堂には歩いて行くことができます。
ダブリンの中心地から約20分程です。
聖パトリック大聖堂は、アイルランドで2番目に大きな教会であるクライストチャーチ大聖堂の近くにあります。
観光名所である教会巡りもできるので街歩きにおすすめです。
中心地からバスを利用する場合はPatrick Streetの2385番のバス停が最寄りです。
別ルートからの場合は聖パトリック大聖堂の目の前にあるPatrick’s Cathedralの2383番のバス停で降ります。
ダブリンバスの公式サイトではバス停の番号や場所を入力すると、そのバスが通るルートマップや時刻表などを見ることができます。
以上が「アイルランド観光ダブリンの聖パトリック大聖堂へ」でした。
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