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難しい?発音練習におすすめな発音別【英語の早口言葉】

難しい?発音練習におすすめな発音別【英語の早口言葉】

こんにちは、Islaです。

イギリスとアイルランドに在住経験があり、現在は英会話講師のお仕事もしています。

 

今回の記事は

英語の発音が今よりも上手くなりたい!
おすすめな発音練習が知りたいな〜
英語の早口言葉ってどんなものがあるの?
seaとsheの音の違いが分からない..

といった方向けに解説していきます。

発音練習におすすめな英語の早口言葉が発音別で分かり、楽しみながら英語の音の違いを学習していくことができる!!

早口言葉が発音練習におすすめな理由

早口言葉は英語で「Tongue twister(タン ツイスター)」と言います。

英語圏の小学校などでは早口言葉を習うことがあります。

英語ネイティブの子供たちも初めは音の違いが難しいと感じています。

そのため、音の違いを知って少しずつ慣れていくことが大切です。

そこで、早口言葉が発話練習におすすめな理由を紹介していきます。

 

1. 苦手な音に集中して発音練習ができる

早口言葉は何回も同じ音が出てくるので、短い時間で繰り返して苦手な音を練習をすることができます。

普通に会話や発話をして練習をしていくよりも、回数をこなせるので自然と体に染みつかせることができます。

早口言葉を通して練習をすることで、逆に「この音が苦手かも?」と自分の苦手な音が分かることもあります。

このようにして苦手な音に向き合うことで、自己分析もできるため、発音が上手くなりたい!という理想へ近づいていきます。

 

2. 楽しみながらゲーム感覚で取り組める

早口言葉はリズムとテンポが良いので楽しみながら練習をすることができます。

例えば留学生同士で早口言葉対決なんかをしても面白いと思います。

英語の早口言葉は英語ネイティブの方でもスムーズに言えない場合があるので、失敗をしても恥ずかしくなく「言えたらすごい!」という感覚なことも練習に向いています。

 

3. リスニング力の向上にも繋がる

早口言葉には似た音も含まれているので音の違いを意識して聞き分けるクセが付きます。

何回も聞いたり発話することで、音の違いを聞き分けられるようになっていきます。

何回も練習していくうちに、初めは短調に聞こえていた文も音ずつで聞こえるようになっていき、リスニング力も上がります。

 

発音別の英語の早口言葉

日本人には難しいと感じる音や練習をすると楽しい早口言葉をまとめてみました。

「Th」の発音練習におすすめな早口言葉

Th」にはθ theta(シータ)と呼ばれる発音とð edh(エズ)と呼ばれる2つの音があります。

1つ目はθという発音記号で、声がなく息だけの「ス」に近い音です。

2つ目はðという発音記号で、音を出して「ズ」に近い濁った音です。

この「Th」の持つ2つの音を1回で練習できる早口言葉がこちらです。

These things finish sooner than you think.

このようなことは思うよりもすぐに終わってしまう。

Thの発音については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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「S」と「Sh」の発音練習におすすめな早口言葉

S」は息だけの音で母音を含まない「ス」のような音です。

Sh」も息だけの音で口をアヒル口のようにして出す「シュ」に近い音です。

日本語の感覚からだとsea」と「she」の音の使い分けが難しいので、注意すべき音です。

そんな少し難しい「S」と「Sh」の音を練習できる早口言葉はこちらです。

She sells seashells by the seashore.
The shells she sells are surely seashells.
So if she sells shells on the seashore, I’m sure she sells seashore shells.

彼女は海岸で貝殻を売っています。
彼女が売っている貝殻は確かに貝殻です。
だから、彼女が海岸で貝殻を売っているなら、それは確かに海岸の貝殻を売っているに違いない。

この早口言葉はとても難しいので、初めは一単語、一文ずつゆっくり声に出していきます。

徐々に音の違いを意識してテンポ良く練習するのがおすすめです。

 

「R」と「L」の発音練習におすすめな早口言葉

日本人が苦手な音「R」と「L」を練習できる定番な早口言葉です。

ここに出てくる「lorry(ローリー)」という単語はアメリカ英語では「truck(トラック)」を意味します。

Red lorry, yellow lorry, red lorry, yellow lorry

赤いトラック,黄色いトラック,赤いトラック,黄色いトラック

アメリカ英語ではRの音を発音しますが、イギリス英語ではRの音が場合により落ちます。

イギリス英語のRの発音変化については、こちらの記事で解説しています。

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「P」の発音練習におすすめな早口言葉

イギリスで古くから伝わる童謡マザー・グースから「P」の音を練習できる早口言葉です。

Peter Piper picked a peck of pickled peppers.
A peck of pickled peppers Peter Piper picked.
If Peter Piper picked a peck of pickled peppers,
Where’s the peck of pickled peppers that Peter Piper picked?

ピーター・パイパーは1ペックの酢漬けの唐辛子をつまんだ。
ピーター・パイパーがつまんだ1ペックの酢漬けの唐辛子。
もしピーター・パイパーが1ペックの酢漬けの唐辛子をつまんだとしたら
ピーター・パイパーがつまんだ酢漬けの唐辛子はどこにあるの?

日本人にはあまり聞き馴染みのない「peck」という単語は、容量の単位として使われています。

長いので難しいですが、まずは最初の1行「Peter Piper picked a peck of pickled peppers.」をP」の息で出す音を意識して練習すると良いです。

この早口言葉の動画のナレーションはイギリス英語の発音です。

アメリカ英語とは異なるRの音の違いも楽しんでみてください!

 

英語の早口言葉は、初めは難しいと感じても音を意識して少しずつ練習をしていきます。

そうすれば聞き分けができるようになったり、発音が上手くできるようになっていくはずです!

 

以上が「難しい?発音練習におすすめな発音別【英語の早口言葉】」でした。

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